専門領域

肛門病(痔)

肛門病(痔)センターでは、内痔核など肛門周辺の症状でお悩みの方に専門的医療を提供いたします。気になる症状がございましたら、まずはお気軽にご相談ください。

センター専門の看護師が、医療相談を受け付けております。

  • ■痔が疑われる症状

    • 出血がある
    • 痛みがある
    • 排便時に肛門が切れる
    • 排便時に痔(いぼのようなもの)がでてくるが、自然に元にもどる(※)
    • 排便時に痔(いぼのようなもの)がでてくるが、手で押し込むと戻る(※)
    • いつも痔(いぼのようなもの)が脱出したままの状態(※)

(※)印は、ALTA療法が適用される可能性が高い症状です。

  • ■痔になりやすい方

    • 排便に5分以上かかる
    • 便秘や下痢を繰り返しやすい
    • 長時間座りっぱなし
    • 食事が不規則
    • 香辛料を多く取る
    • 大量飲酒をする
    • 運動をあまりしない
    • 過激なスポーツをする

痔とは

痔は年々増加しており、成人の3人に1人は「痔ぬし」と言われています。男性に多いと思われがちなこの病気ですが、最近では女性にも急増しています。(出産後の方も多いです)ひとことに「痔」といっても様々な種類があり、代表的なものは、痔核(イボジ)、裂肛(キレジ)、痔瘻(アナジ)です。

排便時の出血は、胃や大腸の疾患も隠れていることがあるため、「痔ははずかしい」という思いから放置するのは、大変危険です。手術をせずとも外来で治せる方がほとんどです。是非一度ご相談ください。

痔の治療 ─ 切らない最新技術

治療法は、痔に注射(ジオン注)を打って、痔をつぶす方法です。注射は、痛みを痛みを感じることのない粘膜に注射します。治療はおよそ10分と短時間です。従来の方法と異なり、切らない痔の治療法のため、身体へのご負担は少なく、2~3日の入院で、手術の翌日から通常の食事、歩行、シャワーが可能です。

お悩みの女性の皆様へ

女性で痔を患う方は、恥ずかしさから受診をがまんしていらっしゃる方が大勢いらっしゃいます。少しでもそのような女性の方のご負担を減らせるよう、女性医師の診察をご希望いただける女性肛門外来を行っております。ご予約いただいて待ち時間を短縮することも可能です。プライバシーにできる限り配慮いたしますので、ご相談ください。
詳しくは、「女性肛門外来」をご覧ください。

対象疾患

対象疾患 内痔核、外痔核、肛門周辺腫瘍、裂肛
術 式 痔核根治術(脱肛を含む)
硬化療法(四段階注射法)『ALTA』
肛門周囲腫瘍切開術
痔瘻根治術
裂肛根治術
入院日数 おおよそ2日~5日

ご相談窓口

肛門病疾患に関するご相談・入院の際のご不安などお気軽にお問い合せください。 センター専門の看護師が応対いたします。

専門センター係まで

092-935-0317