専門領域

ソケイヘルニア(脱腸)

ソケイヘルニア(脱腸)センターでは、脱腸、鼡径ヘルニア、大腿ヘルニアなどの症状でお悩みの方に専門的医療を提供いたします。
気になる症状がございましたら、まずはお気軽にご相談ください。

センター専門の看護師が、医療相談を受け付けております。

  • ■脱腸が疑われる症状

    • 立った時や、お腹に力を入れた時に、足のつけねあたりに、柔らかい「はれ(腫れ)」がある
    • 太ももや足のつけね(ソケイ部)に何か出てくる感じがある
    • はれた部分を、指で押さえると引っ込む
    • 痛みがある(お腹、背中、胃 等)
    • 吐き気(不快感)がある
    • 足のつけねが痛む
  • ■脱腸になりやすい方

    • 重たいものをよく持つ(過去でも)
    • 立ち仕事が多い
    • 農作業をよくする
    • 運動をあまりしない
    • 咳をよくする
    • 便秘ぎみ
    • 前立腺肥大
    • 過激なスポーツをする

ソケイヘルニアとは

ソケイヘルニアは、いわゆる「脱腸」とも呼ばれてます。本来ならお腹の中にある腸や脂肪、卵巣の一部が、足の付け根(ソケイ部)あたりに飛び出してくる下腹部の病気です。

飛び出した腸がもどらなくなる(陥頓:かんとん)と、腸閉塞や腹膜炎など起こしやすく(全体の5%に発症)、命にかかわる危険性もあります。

ソケイヘルニアの手術

当院では、「おへそ」の1カ所の傷で、ヘルニア部分を補強する手術(単孔式腹腔鏡下手術)を行います。再発率が低く(0.5%)、キズが小さく身体への負担が軽く、術後も早期退院が可能です。おおよそ、3~5日の入院で手術の翌日から歩行・食事が可能です。

ソケイヘルニア(脱腸)を治せるのは手術だけ

成人のソケイヘルニア(脱腸)は自然に治ることはありません。有効なお薬や運動療法もなく、手術でのみ“治せる”病気です。 当院では、痛みや入院期間が格段に軽減した手術法で治療を行っております。開腹せず「おへそ」の1カ所の傷で手術する「単孔式腹腔鏡下手術」を行うことで、術後の回復がとても早く身体への負担を軽減します。

ご心配な点はどうぞ遠慮なく、ソケイヘルニアセンターにご相談いただくか、診察の際に医師にお尋ねください。

対象疾患

対象疾患 鼡径ヘルニア、大腿ヘルニア、腹壁ヘルニア、閉鎖孔ヘルニア
術 式 (単孔式)腹腔鏡下鼡径ヘルニア手術
入院日数 おおよそ3日~5日

ご相談窓口

ソケイヘルニア/脱腸疾患に関するご相談・入院の際のご不安などお気軽にお問い合せください。
センター専門の看護師が応対いたします。

専門センター係まで

092-935-0317